【塞翁馬】 | 東進ハイスクール成田駅前校|千葉県

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2020年 8月 23日 【塞翁馬】


砦の近くに住んでいる人に、

占術に精通している老人がいました。

ある日その老人がが飼っていた馬が

何の理由もなく隣国の胡に

逃げていってしまいました。

周りの人々は気の毒に思い、

老人を慰めました。

すると老人はこう言いました。

 

「此れ何ぞ福と為らざらんや」

(これがどうして福にならないと言えようか。

いや、きっとなる。)

 

 

 

数か月経って、その馬が胡の駿馬を連れて

帰ってきました。

※駿馬:優れてよく走る馬のこと

人々はこれを祝福しました。

すると老人はこう言いました。

 

「此れ何ぞ禍となるあたわざらんや」

(これがどうして禍となることが

あり得ないだろうか、

いや、きっと禍となる。)

※禍:わざわい(不幸な出来事)

 

 

 

その後老人の家では良馬が増えました。

しばらくして、

乗馬を好んでいた老人の息子が、

乗馬中に落馬して、

太ももの骨を折ってしまいました。

人々はこれを心配して

見舞に行きました。

すると老人はこう言いました。

 

「此れ何ぞ福と為らざらんや」

これがどうして福にならないと言えようか。

いや、きっとなる。

 

 

 

それから一年が経ち、

胡の人々が大軍で砦に攻めてきました。

 

体の丈夫な若者は弓を引いて戦い、

10人中9人は死んでしまいました。

しかし老人の息子は、

足が不自由なことが理由で、

父子ともに無事でした。

 


 

さて、今日はとある物語から

始めてみました(笑)

かなり有名な話なので、

もしかしたら高校の授業などで

習ったという人もいるかもしれません。

 

今回取り上げたのは、

前漢の武帝の頃に編纂された

『淮南子』

の中に記されている物語

「塞翁馬」です。

 

 

「人間万事塞翁が馬」

という故事成語がありますが、

この物語がもとになっています。

 

意味を簡潔に要約するなら、

人生において

幸福や不幸というものは転々と変化し、

それを予測することはできない。

(=だからこそ安易に悲しんだり

喜んだりするべきではない)

といったところです。

 

老人の話からも分かるように、

良いことは悪いことの布石に

悪いことは良いことの布石に

なっていることは意外と多いのです。

 

 

受験生の皆さんは、

本日(8/23)

共通テスト本番レベル模試を

受けたと思います。

 

前回よりも点数が伸びた!

過去最高得点をたたき出せた!

 

という人もいれば、

 

あんなに過去問解いたのに、

あんなに受講を受けたのに、

あんなに高速マスターをやったのに

点数が伸びなかった…

 

という人もいると思います。

 

しかし、皆さん!

改めて考えてみてください!

今日皆さんが受けたのは

あくまで”模試”であり、

中間地点にすぎません。

 

今回上手くいったとしても、

本番の試験で点数が取れなければ

当然受かりません。

 

逆も然りで、

例え今回点数が伸びなかったとしても、

今から猛烈に勉強すれば、

まだまだ大逆転の可能性は

大いにあります。

 

 

 

 

また、これからの時期は

日々の勉強の中心が

過去問にシフトしていくと思います。

 

当然過去問を解いていると、

模試の後と同じようなことが起ります。

 

え、全然歯が立たない…

こんなんで数か月後太刀打ちできるの…

 

ということもあれば、

過去問を繰り返し解いていくうちに、

 

今まで解けなかったのに、

今回はスラスラ解けた!

過去最高得点出た!

 

という事も当然起こります。

 

しかし、そんなときは

心の中で唱えてみてください。

「此れ何ぞ福と為らざらんや」

「此れ何ぞ禍となるあたわざらんや」

 

上手くいったときも、

上手くいかなかった時も、

点数という目の前の結果に

一喜一憂せず、

冷静にその原因をふり返る。

これを繰り返した人が

過去の自分には想像し得なかった

結果を出すことができると思います。

 

特に大事なのは

失敗した時

上手くいかなかった時

です。

 

毎日必死に勉強しているのに

結果が出ない。

これほど苦しいことはありません。

 

上手くいかない時は、

思わずその結果から目を背けて、

勉強するのも嫌になってしまう

ということもあるかもしれません。

 

しかし

そんな時こそ、

自分はこの結果から何を学べばいいのか。

次にどう生かせばいいのか。

この結果は将来良い結果を

出すための布石なんだ。

と考える姿勢が重要だと思います。

 

最後の最後まで諦めずに、

頑張りましょう!

 

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